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2010年9月

2010年9月28日 (火)

ルイジアナゲイターボーイズだけが救いの「ブルースブラザース2000」

もちろん同窓会的な楽しみはありますが、映画としてはグダグダです。
一番の問題は前作と世界観が違うこと。
前作でも「そんなのアリ?」はけっこうあったけど、物理法則はギリギリ守っていたと思う。
こちらでは「覚醒して空を飛んだ」り、「魔法で悪者をネズミにした」 り、できることの境界がメチャクチャで、ドっちらけでした。
私は車が水にもぐったときから、ストーリーはどうでも良くなりました。

◆ルイジアナゲイターボーイズとは?
ということで内容はどうでもいいんですが、ラストでコンテストがあり、ルイジアナゲイターボーイズと対決することになります。
ブルースブラザースバンドは「へっ、どうせ素人だろ、楽勝だぜ」とタカをくくっていると、現れるメンバーがすごい。
私が見てわかったのは4~5人でしたが、資料的な意味で全メンバーを書いておきます。
ラストのクレジットとの突合が大変だったわ~。

・BBキング(Vo&Gt)
・ボ・ディドリー(Vo&Gt)
・エリック・クラプトン(Vo&Gt)
・スティーブ・ウィンウッド(Vo&Kbd)
・ドクター・ジョン(Vo&Kbd)
・ゲイリー・US・ボンド(Vo)
・アイザック・ヘイズ(Vo)
・ココ・テイラー(Vo)
・トミー 'パイプス' マクドネル(Vo)
・ルー・ロウルズ(Vo)
・ジェフ・バクスター(Gt)
・ジミー・ボーン(Gt)
・トラヴィス・トリット(Gt)
・ビリー・プレストン(Kbd)
・ジャック・ディジョネット(Dr)
・ウィリー・ウィークス(Bs)
・クレランス・クレモンズ(Sax)
・グローヴァー・ワシントン・ジュニア(Sax)
・ジョシュア・レッドマン(Sax)
・ジョン・ファディス(Tpt)
・チャーリー・マッスルホワイト(B.Harp)

ブルース・ブラザース2000(1998年アメリカ)
原題:The Blues Brothers 2000
監督:ジョン・ランディス
採点:★★☆☆☆(5点満点中2点)
ひとこと:映画的には星1つ。

2010年9月27日 (月)

ビル・ナイ見参「パイレーツ・ロック」

ビルナイといえば、スティルクレイジーの老いぼれロッカーであり、パイレーツオブカリビアンのタコ船長ですが、この映画では「海賊ロック放送局船の船長」です。
「神」配役です。

◆舞台は60年代イギリス
当時は民放ラジオ局がなく、BBCだけではロックを流す時間が制限されていたため、北海に浮かぶ海賊ラジオ局が人気を集めていた、というお話。
舞台はほとんど船の上。
かかる音楽はひたすら60年代ブリティッシュロック、ただしビートルズ以外。
DJは大スター。
それに群がる女はほぼ全員Bitch。
エレクトリック・レディ・ランドのジャケットの再現シーンなんかもあって、ロック度だけでなくエロ度もやや高め。

◆主人公は誰?状態
いちおう主人公は物語の冒頭に乗船してくる見習い少年ってことになってるんだが、狂言回しみたいなもので、実質的にはDJ達が主役の群像劇。
監督を調べてみたら「ラブ・アクチュアリー」の人でした。
群像劇が得意なのね、納得。

ちなみにビル・ナイはビル・ナイそのままでした(笑)。

パイレーツ・ロック(2009年イギリス・ドイツ)
原題:The Boat That Rocked
監督:リチャード・カーティス
採点:★★★★☆(5点満点中4点)
ひとこと:ビートルズの曲は使用料が高いんだろうか?

2010年9月25日 (土)

二度の肩透かし「あの頃ペニーレインと」

◆ビートルズとは関係ナシ
普通このタイトルを聞くと、ビートルズの曲を連想する人も多いと思いますが、全然関係ナシ。
主人公は音楽ライターで、「ペニー・レイン」とは、取材するバンドのグルーピーの名前。DVDジャケットの通り、美人でセクシーだけど、キャストとしては3~4番手ぐらい。

原題は「Almost Famous」。「(このバンドは)ブレイク寸前」みたいなニュアンスのようです。
つまり、主役はあくまでも音楽ライターとバンドの物語。
だとしたら、この邦題はちょっとあざといかもネ。

◆70年代前半のロックバンドのツアー!
とはいえ、舞台は1973年のアメリカ。
ブレイク寸前のバンドの全米ツアーに同行する音楽ライターとグルーピーの話ともなれば、エネルギーが爆発するシーンを期待します。
ホテルの部屋破壊とか、機内の乱交パーティーとか、股間にサメを云々とか(汗)。

ところがビックリするぐらいそんな場面はナシ。
これが第2の肩透かし。
・・・期待してるオレが間違ってる?

◆バンド名について雑な考察
ちなみに架空のバンド名はスティル・ウォーター。
・・・これって「rolling stone ←→ still water」って意味かも、違うかも。

あの頃ペニー・レインと(2005年アメリカ)
原題:Almost Famous
監督:F・キャメロン・クロウ
採点:★★★☆☆(5点満点中3点)
ひとこと:架空バンドの曲がイイのか悪いのかよくわからん。

2010年9月22日 (水)

「ビー・クール」ロック映画?でも映画として最高

この映画は「ロックムービー」ではありませんが、音楽を題材とした映画として素晴らしいのでご紹介。

主演はジョン・トラボルタとユア・サーマンの超一流どころ。
スティーブン・タイラーもガンガン演技してます。エアロスミス関連のシーンはたぶん「ウェインズワールド」とかよりずっと多い。
あとプロレスファン向け(?)に、ザ・ロックが超オイシイ役で出てます。

◆スターの原石の描かれ方
ユア・サーマンは倒産寸前のレコードレーベルを夫から相続。
それを助けるべく、トラボルタはスターの原石を発掘します。
この「スターの原石」っぷりの説得力が素晴らしい。
歌を聴かせて、大ステージのパフォーマンスを見せて、観客に徹底的に納得させてくれます。
音を消して逃げるなんてことはしません(笑)。

◆プロデューサーの意外な提案
サウンドづくりで一流のプロデューサーに相談するシーンも興味深い。
デモ音源を聴かせて「この歌を活かすには、どんなサウンドがイイ?」とたずねると、「ブルースギターを入れよう」という提案。
「ブルースギター?そいつはいい!」なんて流れなんですが、ギターはもうすでに飛び道具扱いになってしまっていることに驚きを隠せません。
2005年の映画なんだけどなぁ。

これ以外にも見どころ多数。ジョン・トラボルタのスーパーマンっぷりが楽しい。
一ヶ所だけ気にくわないのは、新スターのデビュー曲が、どうも私の目にはビッグバジェットの内容スカスカの曲に見えてしょうがないんだけどね、まあいいか。

ビー・クール(2005年アメリカ)
原題:Be Cool
監督:F・ゲイリー・グレイ
採点:★★★★★(5点満点中5点)
ひとこと:映画として普通に面白い。ロックではないけどネ。

2010年9月19日 (日)

中学生の妄想が炸裂「ロックスター」

アンヴィルの感想を書いたとき、「実は最後の幕張のシーンを、寝る前に毎日見てしまいます」というコメント(カミングアウト)をいただきました。万が一、明日にも電話がかかってきたときのための心の準備だそうです。
爆笑しつつ思い出したのがこの映画。

「全校生徒の前でバンド演奏」を夢想したり、「目覚めるとある日突然スター」になることを心配してる人は必見。
タイトルはそのまんま「ロックスター」。

◆ボンクラ主人公の元に電話が
主人公はビッグネーム「スティールドラゴン」のコピーバンド「ブラッドポリューション」をやってるバンドマン。
今日も対バンと「オレたちはコピーバンドじゃない!トリビュートバンドだ!」と意味のわからないケンカをしている超ボンクラ。

ある日、本家スティールドラゴンから「ボーカルが抜けるので、後釜をやってほしい」とのオファーの電話。
お定まりの「おい、イタズラはよせ、切るぞ」的な超定番やり取りが楽しい。
やがて夢見心地でバンドに加入し、前任ボーカルを求める観客の大ブーイングにも負けず、一躍スターになった彼は・・・。

なんてお話です。
バンドメンバーはジェイソンボーナムやザック・ワイルド。
超ありきたりなストーリーだけど、テンポがいいのでなかなか楽しい。

◆必見の映画サイト
この映画、2001年の公開なのに、奇跡的に宣伝サイトが残ってました。
「ロックスター」映画サイト

まだYouTubeがない時代のサイトなんで、TRAILERなんかも掲載されてますが、注目すべきはコピーバンド「ブラッドポリューション」のニセサイト。
わざと超ダサダサに作ってるのが楽しい。
でも2001年当時なんて、バンドのサイトは本当にこんなのばっかりだったからなぁ(遠い目)。
ブラッド・ポリューション(←必見!)

ロック・スター(2001年アメリカ)
原題:Rock Star
監督:スティーブン・ヘレク
採点:★★★☆☆(5点満点中3点)
ひとこと:実はこの映画もミュージシャンよりギターを構えた役者の方がカッコいい。

2010年9月18日 (土)

「シャイン・ア・ライト」悪魔を憐れむ歌のギターソロはあれでいいの?

シャイン・ア・ライトはDVDで見ました。

◆「悪魔を憐れむ歌」のギターソロ
イントロ部分のマーティン・スコセッシの小芝居も楽しく鑑賞。1曲目のジャンピンジャックフラッシュから、キースの音は相変わらずヨレてるなぁ、なんて思いながら進むうちに・・・。
「悪魔を憐れむ歌」のソロで「これはいくら何でも」という気持ちが高まってきました。
あまりにも弾けてなさすぎでは?

◆ロックとテクニック
言うまでもないことですが、ロックとテクニックは関係ありません。
テクニックが好きならフュージョンでも聴いてろよ(byタマフル9/11)、ってのはまったくそのとおり。
この点に関しては私は一切ブレがないと思っていたのですが・・・。

◆自問自答クイズ
ここで唐突に自問自答クイズ。
「ロックとテクニック」に関する設問に、YesかNoで答えています。

60年代)ビートルズの「The End」のギターバトルは、テクニックでは劣るがパワーとエモーションでジョンレノンの圧勝→Yes

70年代)何だかんだ言って「勝手にしやがれ」のスティーブジョーンズのギターは最高→Yes

90年代)「Smells Like Teen Sprit」のイントロにぞくぞくした→Yes

00年代)シャイン・ア・ライトのキースのソロこそロックである→・・・No


いや、確かにオーバーダブもせず老いた姿をそのまま晒す、ってのはロックなのかも知れない。
でもオレにはちょっと耐えられなかった。
そう思って見ると、多少は安定してると思ってたコードストロークも、メンバーに合わせてもらってるのが痛々しい。
キースにはギター1本でバンド全体を引っ張ってもらいたいのに・・・。
どうしてもそう見えないのよ、薄目で見てもね。

なのでこの先、ストーンズの映像とか見なくなるような気がしています。
この映画が好きな人ごめんなさい。
異論反論あればもちろんどうぞ。

◆映画ではないけれど
読み返してみるとあんまりなんで、私が好きなビデオを貼っておきます。
映画の1シーンではありません。

シャイン・ア・ライト(2008年アメリカ)
原題:Shine a Light
監督:マーティン・スコセッシ
採点:★★☆☆☆(5点満点中2点)
ひとこと:どうもマーティン・スコセッシの音楽映画って合わないみたい。

2010年9月15日 (水)

POSERでロックバンドその?「セクシーダンス」

久しぶりのテスト動画。
オークリサーチの「死んじゃう」を作ったときに編み出したノウハウ---(1)バックグラウンドを手前の人物に合わせて作る方法(2)ダンスモーションを骨格が異なる他のフィギュアへ流用する方法---の確認用に作成した動画です。
モーションは1種類だけ、カットも2小節か4小節で機械的に切り替わるやや手抜き動画。
ただし、イントロの、ある1カットだけは真剣にタイムを計って作りました(汗)。

ちなみにここはモロッコのマラケシュ。
YouTubeのアップロードデータに「撮影場所」の項目があるんで、モロッコにしておいた(笑)。

→ハロウィンコンテスト用動画

2010年9月13日 (月)

ロッキーホラー同窓会「ショックトリートメント」

ロッキホラーショーの続編、「ショックトリートメント」は駄作の汚名を着せられ、歴史からもほぼ抹殺されています。
でも私は「ロッキホラーショーの同窓会」的で、なかなか楽しめたんだがなぁ。


映画はテレビ局のスタジオの場面から始まります。
バラエティ番組の客席にブラッドジャネットが!

配役はスーザン・サランドンとバリー・ボストウィックではありません。

番組のゲストはなんとチャールズ・グレイ
ここでは判事の役で出演してます。
机の上に乗ったりはしない。

2人は司会者に呼び出され、結婚相談番組(「新婚さんいらっしゃい」的なもの?)に出演することに。
診断の結果、ブラッドは精神鑑定番組に出演することになります。

その番組の医者と看護婦が・・・

泣く子も黙るリチャード・オブライエンパトリシア・クイン
もちろんリフラフとマジェンダではありませんが、前作に続き今回も兄妹の役です。

ブラッドが失神すると妙に声の高い看護婦が現れます。

彼女こそリトル・ネル(このときはネル・キャンベルという名前らしい)。
登場する順番も前作と同じなのが嬉しい。

このあとこの3人でタイトル曲「ショックトリートメント」を歌います。
もちろんリチャードオブライエン節炸裂。
予告編でご確認ください。

上の映像には出てきませんが、ジャネット役がやけに歌がうまいんで誰かと思ったらジェシカハーパー、つまり「ファントムオブパラダイス」の歌姫役でした。ジャンルかぶるのね。

ということで、一般の人にはたぶんつまらないけど、ロッキホラーファンはけっこう楽しめる「ショックトリートメント」でした。

ショック・トリートメント(1981年アメリカ・イギリス)
原題:Shock Treatment
監督:ジム・シャーマン
採点:★★★★☆(5点満点中4点)
ひとこと:超オマケ。でもロッキーホラーファンならそこそこ楽しめる。見てつまらなくても私に文句言わないように。

2010年9月11日 (土)

あらためて「スティル・クレイジー」

以前書いた「スティル・クレイジー」は、まだ見てないときの感想(笑)なので、今さらながらあらためて書きます。
こっそりリクエストもあった(ありがたや)ので。

◆必見の2つのシーン
この映画にはどうしても見なければならないシーンが2つあります。
それは「『All Over the World』演奏シーン」と「ブライアンのステージ登場シーン」です。
ひとつずつ説明します。

◆「All Over the World」演奏シーン
30年前に解散したバンドが再結成し、ヨーロッパツアーへ。
各地で情けない目にあいながらも、だんだんと調子を取り戻してきたバンドは、ある日小さなライブハウスのステージで爆発します。

遠巻きにしていた観客がだんだん集まるところ、演奏がドライブしていく感じ、ノリノリのアストリッド(ボーカル、レイの若いスウェーデン人妻)、得意げなカレン(マネージャー)、終わったあとのレイとレス(ベース)の呆然とした顔など、どの演出も素晴らしく、何度見ても飽きません。
曲は映画のための書き下ろしだそうで、資料によるとミックジョーンズ作。

YouTubeにある演奏シーンを貼りたいのはヤマヤマですが、ぜひ映画の流れの中で見てください。

◆ブライアンのステージ登場シーン
死んだと思われていたオリジナルメンバーのギタリスト、ブライアンが実は生きていて、クライマックスの大ステージに現れます。
この現れ方がカッコいいのです。

格闘漫画なんかで、達人が「ゆらり」なんて擬音で現れたりすることがあります。
ギターを持ったブライアンは実写なのにそんな感じなのです。スローモーションでも特撮でもありません。少なくとも私の目にはそう見えます。
そしてあふれ出るオーラ。これまた特殊効果ナシ。

このブライアンの「ギターを持ったたたずまい」があまりにも素晴らしくて、この人は絶対ミュージシャンだろうと思ったら、ブルースロビンソンという俳優さんでした。
「ギターを持って立っている姿をプロらしく演技することがいかに難しいか」というコメントくれた方も納得してくれると思います。

◆それ以外にもいろいろ
上の2つは特に好きなシーンですが、それ以外にも楽しいシーン満載です。
もちろん、残念なシーンもいくつかあります。
最大の欠点はビーノ(バナナマン日村に似てるドラマー)のドラミングフォーム。もうちょい練習する時間なかったんかな~。
最後にレイが歌えなくなるところもイマイチわかりにくい。雷イップスみたいなものだとは思うけど、もうちょいうまく伏線張ってくれよって感じ。

◆余談
この映画ですっかりビル・ナイ(ボーカル)とブルース・ロビンソン(ギター)のファンになってしまったので、他の出演作もチェックしました。
お勧めはベタに「ラブ・アクチュアリー」でしょう。
ビル・ナイが同じく「老いぼれロッカー」役を熱演してます。

てか、こっちの映画の方が断然有名か・・・。
ラブ・アクチュアリー 【プレミアム・ベスト・コレクション\1800】 [DVD]
※ただPVとしては劇中にほとんど出てこないこのバージョン(ロバート・パーマーのパロディ)が最高。

スティル・クレイジー(1998年イギリス)
原題:Still Crazy
監督:ブライアン・ギブソン
採点:★★★★★(5点満点中5点)
ひとこと:映画としては3.5点ぐらいなんだけど、曲が神クラスなんでオマケ。

2010年9月10日 (金)

歌う不動産鑑定士第2弾「死んじゃう」

各界で好評(←自称)の「歌う不動産鑑定士」第2弾ビデオが完成しました。
タイトル「死んじゃう」。
某深夜番組から「不動産業界の悲哀を描いた曲を」というリクエストを受けて、社長が急造した曲です。
動画を撮影する時間はなかったので、CGにしちゃいました。
破産した(?)男が、廃墟(?)で満面の笑みを浮かべながら踊り狂うビジュアルは、自分でもなかなか気に入ってます。

元はCG&ボーカロイドで作った「Ready for your Love」という曲。
「死んじゃう」は超ギスギスした内容ですが、こちらはティーンの女の子の切ない胸の内を歌ってます・・・って、ギャップでかっ!
よろしければ併せてどうぞ。

→POSERでロックバンドその?「セクシーダンス」

2010年9月 9日 (木)

「アンヴィル」やっぱ売れないよなぁ・・・

「アンヴィル」はご存知のとおり、超売れないメタルバンドのドキュメンタリーです。
80年代に一瞬だけ脚光を浴びて、その後は鳴かず飛ばず。50歳になった現在は、地元カナダで給食の配食をしながらバンドを続けている、なんてことが紹介されます。

◆豪華メンツのインタビュー
冒頭のインタビューは、ガンズのスラッシュとかメタリカなどの豪華メンツ。
彼らは口々に「アンヴィルがなんで成功しなかったか(←過去形)わからない」と言います。
でもこれはリップサービスだと思う。
売れない理由は映画を見ればなんとなくわかるんです。
それは・・・

◆売れない理由
まずボーカルがヘボいから。
そして詞も曲も全然良くないから。
・・・言ってしまった(汗)。

結成時からのオリジナルメンバーはギターボーカルとドラムの2人だけで、残り2人はサポートメンバー。
サポートメンバーは、映画全般にわたってほぼスルー。
オリジナルメンバーの2人を軸にして物語は進みます。
役割的にはドラマーが兄貴分で、ボーカルが弟分。
見ていくうちに、「ドラマーはこの先ブレイクしないことがわかってるんじゃ?」と思えてきます、少なくとも私にはそう見えました。

さらに言うならば、映画が終わっても曲が全然頭に残りません。
やろうと思えば、新曲をアピールする編集もできたはず。
監督は昔ローディーをやってたファンだそうだし。
でも私はわずかに旧作の「♪メタルオンメタル」というリフを覚えてる程度。
だから監督も、こと映画づくりとなると冷静になって、音楽では勝負できないってことをわかってたんじゃないかな。

そりゃあ、突如として3本弦でオールドブルースをやるおじさんがブレイクする世の中だから、100%売れないとは言い切れないけどね。

◆ラウドパークの謎
それにしてもラストの「日本のラウドパークでバカウケ」って何なの?
映画の中ではずいぶん唐突に思えたんだけど、ネットで調べてみるとそこそこ真実のようだし。
でも何で?

アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち(2009年アメリカ)
原題:Anvil! The Story of Anvil
監督:サーシャ・ガヴァシ
採点:★★★☆☆(5点満点中3点)
ひとこと:ドキュメンタリーとしては4.5点、曲は1点、。

2010年9月 8日 (水)

BECKの制作者に見てほしい「すべてをあなたに」

映画「BECK」の悪評がちらほらと聞こえてきます。
どうやらクライマックスのコユキの歌が、サイレント処理(?)なのが大きな原因らしい。
「筆舌に尽くしがたいほど素晴らしい歌」って意味なんだろうけど・・・。

◆曲が良くなければ成立しない
「すべてをあなたに」はアマチュアバンドの成功と挫折の物語です。
ロック映画らしくないタイトルだけど、これはそのバンドのヒット曲名。この曲が素晴らしいので、バンドがどんどん有名になります。
なので、観客の誰もが納得できる素晴らしい曲でなければ映画が成立しない。
たぶんこの1曲を選ぶためにすごいエネルギーが使われたはず。
1説には候補曲300曲とか。1曲が3分としても聴くだけで15時間かかる!
でもそれが制作者として正しいエネルギーの使い方でしょう。

◆ビートルズっぽいエピソード
「ロック映画ではドラマーはバカで女好きな奴に描かれることが多い」と憤慨していた人を知ってますが、このバンドではドラマーがもっともイイ男です。
ピンチヒッターとして加入したドラマーが勝手に曲のテンポを早くすると、パーティーでバカウケしちゃうのがすべての始まり。
「曲のテンポを早くしたら、ずっと良くなった」って聞き覚えがあるエピソードだけど、監督のトム・ハンクスは有名なビートルズマニアだそうです。
納得。

ということで、これが実際にアメリカでもヒットした納得の1曲です。
PVもいくつかバージョンがあるんだけど、このDVDにオマケで入ってるバージョンが一番好き。

◆余談その1
私が作ったSHUNTLESの「Miss You, Kiss You」という曲は、Aメロもサビも「すべてをあなたに」のパクリです。
別名「すべてはパクリ」(ウソ)。

◆余談その2
愛聴している「ライムスター宇多丸のシネマハスラー」の今週(9/11)のネタは「BECK」です。同じように「観客を納得させるだけの曲を提示しろ」って結論だったら面白いんだけど。
ちなみにBECKは未見、DVDで見ます。

すべてをあなたに(1996年アメリカ)
原題:THAT THING YOU DO !
監督:トム・ハンクス
採点:★★★★☆(5点満点中4点)
ひとこと:曲は4.5点、物語は3.5点。

2010年9月 7日 (火)

ロックムービークロニクル

◆ブックオフでゲット
ブックオフで「ロックムービークロニクル」を手に入れました。いわゆる「ロック映画」のレビュー本です。
出版は2004年と少々古いのですが、500作品ぐらい掲載されており、読みごたえがあります。

◆4つのパート
全体は4つのパートに分かれおり、パート1は「ドキュメント部門」。「ウッドストック」や「ZEP狂熱のライブ」、ピストルズの「D.O.A」などなど。

パート2は「ロックドラマ部門」。
役者がミュージシャンを演じた「ローズ」「シド&ナンシー」などのほかに、「さらば青春の光」「コミットメンツ」なんかの架空モノも入ってます。

パート3は「エンタメ部門」。
「トミー」とか「ロッキホラーショー」とか。
「ブルースブラザース」「ストリートオブファイアー」もココ。

パート4は「スター部門」。
ビートルズ映画とかマイコーやマダーナの映画とか。

ロック映画は極力チェックしてるつもりなのに、あらためて500タイトルを眺めると、いかに未見のものが多いことか思い知らされます。
今後はこれを参考書にして、もっといろいろ見てみることにします。

◆新ブログを立ち上げ
で、このブログとは別に、ロック映画のレビューだけを掲載するブログを作ってみました。
題して「(プチ)ロックムービークロニクル」。
とりあえず過去に書いたものを掲載しています、たったの5本だけど。

こんなものを立ち上げたのには理由があって、ここの「3D CG Rock Band Animation」ブログでかなり多い検索ワードが、「さらば青春の光」なのです。
検索してくれた人は、2005年に書いた「さらば青春の光の主人公の行方」にたどり着いてくれてます。
つい最近書いた「40歳のロックデビュー」も意外なことにそこそこ多い。
「もしかしてロック映画のレビューブログ作ったら、けっこう検索されるかも?」という甘い考えで立ち上げたのでした。
過去のレビューが10年間で5本しかなかったのは、完全に誤算でしたが(笑)。

◆今後の課題
今後は手当たり次第書く・・・つもりです。
とりあえず最近見た「アンヴィル」「シャインアライト(※ストーンズinエグザイルは未見)」あたりからかな~。
リクエストしてやろうという奇特な人もいたら、よろしくお願いします。

2010年9月 4日 (土)

「Sky Pirates」コンテスト用30秒スポット

このビデオのコンテスト応募用に30秒スポットを作りました。
リズムが良くなって、本編より出来がいいかも・・・。

→歌う不動産鑑定士第2弾「死んじゃう」

2010年9月 2日 (木)

Crazy Shun Band再生リスト

昨日アップした「No Good」で、Crazy Shun Band名義の曲が6曲になりました。これを機会に再生リストを作成。
誰も得しないような気がするが、Crazy Shun Bandのナンバーが6曲連続で聴けます。
最後までたどり着ける人が世の中にいるのだろうか?(笑)

再生リストページ

整理してあらためて思ったのは---

再生回数少な!
もっとも多い1,343回も、SHUNTLESの最低(Love is Painful=1,844回)に届かず。
月ごとのアクセスが20~30件って・・・(汗)。
もう少し何とかしたいところであります。

No.Song TitleUploaded DateCount(2010-09)Average
1Hajiki2007-111,34339
2Puka Puka2008-0366222
3Talking Blue Man2009-0741329
4Hot Ass Baby2009-0932527
5C-Shit !2010-08167-
6No Good2010-0977-

2010年9月 1日 (水)

新曲「No Good」-きっかけはリッチーヘイワードの訃報

Crazy Shun Bandの新曲「No Good」です。
曲は社長の別荘で快傑シシットとほぼ同時に作りました。

別荘に向かう車中、ツイッターでリッチーヘイワードというドラマーが亡くなったことを知りました。
リトルフィートというバンドのドラマーらしい。
ただ、そこにいた4人のうち3人はリトルフィートの曲を1曲も知らず、わずかに知ってるAo-Yang(クッキング魔人)が口演奏で皆に伝授。
それに合わせてCCA(シシット)がshunの余り歌詞(←無数にある)を口ずさみ、それをまとめて1曲完成。
典型的な捨てパターンの曲でした。

ところが帰って録音してみると、歌唱力が曲に合っててなんとも味わい深い作品に。
ビデオもいつの間にかできててビックリ。
いつもここまでやってくれれば楽なのになぁ(笑)。

作詞:shun
作曲:Ao-Yang、CCA、ghid
その他全部(アレンジ・プログラム・録音・撮影・編集etc):shun

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