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2014年10月

2014年10月 9日 (木)

とんでもない天才とバンドを組んだらどうなる?映画「フランク」

公開前から楽しみにしていた映画「フランク」に行ってきました。
万人にオススメできる映画ではありませんが、バンドをやってる人、やったことのある人ならばとても楽しめると思います。

主人公はキーボディスト。
作る曲はどれもこれもゴミばかり。
偶然フランクのバンドのライブにトラで出演することになり、なし崩し的にレコーディングに巻き込まれて・・・というお話です。

特筆すべきはこのバンドが奏でるサウンドで、町山智浩の解説では「キャプテンビーフハート的」と説明されていました。確かに近いものはありますが、映画の中ではずっとわかりやすい音になってます。

フランクが口ずさむ言葉にバンドが音を重ねていくと、誰も聴いたことがないような曲ができあがっていきます。演奏してるメンバーもどんどん高揚していき、最初は戸惑っていた主人公もノリノリ。
何でもない毛糸のほつれを見てフランクが歌い出すと、それがカッコいい曲になっていくところもすごかった。
さらに、フランクほどではないけれど、メンバーの作る曲も実はすごい、というところも面白い。
こうした「音楽のすごさ」の見せ方は本当によくできてます。

余談。
以前、主人公の歌が素晴らしすぎて音声では表現できない、という日本映画がありましたが、制作者はフランクを見て恥じるべきです。


主人公の曲は相変わらずクソですが、リハーサルをこっそりYouTubeに投稿。
そこそこのアクセス数を稼ぎ出し(カウント数がけっこうリアルで笑った)、フェスに出ることになって・・・という最近のロックバンドもの風に物語は展開します。
興味のある方はぜひ映画館でご確認ください。

とはいえ冒頭に書いたとおり、けっして万人が楽しめる映画ではないし、演奏シーンを楽しんだ人がラストでどんよりしてもオレのせいじゃないから!とお断りしておきます。
東京では「ヒューマントラストシネマ渋谷」のみ1館(!)で公開中。

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