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2015年6月 9日 (火)

わざとフラットにする照明テクニック「TVライティング」

セリフを使わずに見ている人をひきこむ動画を作ろうと試行錯誤しています。
「映像表現の教科書」という本を熟読中。ここにはセリフを使わないで映像を説明する技法が100とおり掲載されています。


◆TVライティングとは
照明のあて方で人物の性格をあらわすことができます。
物語性をきわだたせることができます。
逆に物語性を排除することもできます。
それがTVライティング。

TVライティング
テレビで使われる照明法。
特にシチュエーションコメディで昔から利用されている照明は、明るく、浅く、影のないものだ。[映像表現の教科書p214]

シチュエーションコメディって、画面外から笑い声が入るアメリカのホームドラマですよね?「ルーシーショー」とか「奥様は魔女」とか・・・たとえが古すぎるか。

マニュアルどおり、明るく影のない照明を設定しました。
壁紙もいい感じに安っぽいものが見つかりました。
シチュエーションコメディというよりはテレビショッピングといった仕上りです。
お姉さんが紹介する商品を見て、タレントのモヒカン野郎がおおげさにリアクションしています。
心の中で「でもお高いんでしょう?」などとつぶやきながらご覧ください。

Tv_lighting01
▲クリックで拡大表示


◆レンブラントライティングと比べてみる
ここで逆にもっとも物語性を感じさせる「レンブラントライティング」と比較してみます。
表情はそれほど大きくは変えておりません。
モヒカン野郎の人格が180度違うように見えます。
照明の威力ってすごい。

Rembrandt_lighting_2
▲クリックで拡大表示

面白いのは一見簡単そうなTVライティングの方が、設定に時間がかかったこと。3DCGソフトがメリハリのあるライティングを前提に設計されてるということかも知れません。


実はネットで「TVライティング(TV-lighting)」を検索してもここに書かれているようなことがヒットしません。「映画表現の教科書」の筆者は「映像をセリフで説明するのは最低」と言いきるほどの堅物ですから、きっとテレビのこともバカにしていると思います。その辺は差し引いて理解した方がいいのかも。

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